よろしければ、以下の記事もご参照ください。
「開業してからの時間を振り返って (with English translation)」(全3話)
「当院におけるスピリチュアル・ガイドの定義と、当院のスピリチュアルな立場について(w/ Eng)」
「ブログにおける治療の記載について(with English translation)」
皆様
この度は、女性のための『リバーサイドメンタルクリニック』のホームページをご訪問いただき、誠にありがとうございます。
当院の治療は、一日5人の女性への質を重視した治療です。
保険医療による治療は当院でも大切にしておりますが、医療保険は全ての人に治療を届けたい、という趣旨で作られている以上、治療を進める上で限界が生じることがあります。精神科の治療も例外ではありません。日本の精神科外来では平均でお一人の患者様あたり、7-8分の診察時間と言われることがありますが、この時間では、どうしても、お薬に比重を置いた治療になりがちです。お薬を少なく治療するためには、生活改善、ストレスへの対処法、人生の意味など様々なことを学んでいく必要があるのですが、その時間は7-8分では十分ではないのです。では、患者様が、医師にご自分のお話を時間をかけて「ちゃんと聞いて」もらいながら治療を受けることは、期待することのできないことなのでしょうか?
また、現在の精神科の治療には、主に症状が落ち着いて日常生活が送れるようになることをゴールとする考え方があります。病状によってはそれも大切な考え方ですが、全ての人に対してそれがゴールで足りるでしょうか?患者様の中には、ご治療の過程で「この苦しみはいつまで続くんだろう。もうこんな苦しみはいやだ。何が何でも絶対に楽になりたい」とお感じになる方もおいでです。そのような方にはこのゴールでは足りません。ご自身にとっての最もプラスの状態にベクトルを合わせて治療を組み立てていく必要があるのです。場合によっては本当に楽になるために、前世を見て過去の苦しみを手放していくことが必要になることもあるかもしれません。
そのような、現在の精神科医療がカバーしきれていない部分に焦点を当てたのが当院の治療です。皆様ととても素敵な時間を過ごさせていただけることに心から感謝申し上げます。
院長 鈴木 あい
追記:
以前、ホームページの「ホーム」に記載させていただいた「この苦しみはいつまで続くんだろう。もうこんな苦しみは 絶対に いやだ。何が何でも楽になりたい!」という患者様の言葉について、当院のブログでコメントをさせていただきました。よろしければご参照いただけますと幸いです。
おかげさまで、この記事はブログでご好評をいただきました。ご紹介させていただきますね。