Title: Peace in Mind
2019年02月16日(土) ー 2019年02月21日(木)
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ここ数年で急にざわつき始めた国際社会。皆様はどのように心の平安を保っておいででしょうか。
特に、自分ではコントロールできないほどの巨大なパワーをもって変化した世界情勢や社会情勢に直面したとき、皆様はどのようにお感じでしょうか?
「何も変えることができない。私には無理だ」とひるむのか、それとも、「何か道はないか」と選択することができるか、二者択一でその後の人生が大きく変わってきます。
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僭越ながら、私は精神科医として仕事をしている関係もあり、不思議と、国際社会や日本社会で起きたネガティブな出来事と同じタイミングで、患者様方が「次々と」家族関係、友人関係、職場関係などで不安な状況やもめごとを経験することを経験的に知っています。
最初は、偶発的な事象として、科学的に確率として考えていたのですが、次第に、そうではなく、意味のある出来事なのではないか、と感じるようになりました。
驚くようなことですが、一見自分と関係のない世の中の出来事は、私たちの日常生活に大きな影響を与えている可能性があると考えられるのです。
では、逆はどうか?個人のポジティブな出来事は、世の中にどのような影響を与えるでしょうか?
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スピリチュアル・ガイダンスを取り入れた治療(Spiritual Guidance-Based
Treatment)で大きな変化を遂げた患者様が、後で振り返ると、同じタイミングで同じように大きくポジティブな変化を遂げた方が複数いることに気が付きます。私はこれを、宇宙のタイミング、とか、Divine timingと呼んでいます。
宇宙のタイミングとは、宇宙、神様、聖なる存在などが決めていると考えるのが自然だろうと思うほど、自然に大きなプラスの変化を遂げることができるタイミングのことです。もちろん、ご本人が短期間で自分自身と濃厚に向き合う努力をされるからこそ、であるのはもちろんですが、その負担が最も軽い状態で変化を起こすことができるタイミングのように感じられます。
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ということは、私たちが癒えて幸せになっていくことと同期して、周りの人にも大切な変化が起きている可能性がある、ということでもあります。
自分が先なのか、周りが先なのか。それはもちろん、自分の意志があって初めて起こせる変化になるので、私は、周りの影響は少なからずあるにしても、やはり自分が変化して初めて、周りのポジティブな変化にも同調することがあるのではないか、と考えています。
では、あなたがその変化を継続したらどうでしょうか?周りの人があなたの変化に気づくようになります。そして、あなたのようになれれば、と思う人が現れてきます。周りの人たちがあなたのようにポジティブに考え、行動するようになってきます。
ということは、私たちが癒えていくことは、世の中を、そして世界を変えていく手助けになる、ということでもあります。
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私がお伝えしたいのは、世の中を変えていくためには、私たち個のレベルでできることがたくさんあるということです。
許しについて当院では多く説きます。「今日のスピリチュアル・ガイダンス
(2019/2/8 金)」にもご紹介しましたが、許しがなぜ私の人生に必要かというと、私たちの真心を人に届けるためでもあります。ですから、どうしても人の役に立ちたい、と願う人は特に、許しは通る道です。許しの中に愛や真心を見つけることを可能にするspiritual
forgivenessは特に、体験すると人生が非常に楽になるものの一つです。
「今日のスピリチュアル・ガイダンス
(2019/1/12 土)」にこのようなガイダンスがあります。ここでは、spiritual
forgivenessを「神のレベルの許し」と表現しています。
「神のレベルの許しは貴いだけではなく、未来に向けて人びとに愛を届けようという人びとへの攻撃をよける技を伝えるものでもあります。勇気をもって人を許しなさい。
」
自分の後悔や疑念や憎悪を輝くような理解と許しに変えていくとき、それは世の中に光を与えます。決して、一人で戦っているのではなく、同期して同じように自分をよりよく変えていく仲間のような存在にも気づきやすくなります。
また、自分自身に大きな理解と真心を届けるとき、大きな変化が起きます。ですから、自分に愛情をかけることを学んでいってくださいね。それはきっと、形になります。ご自身にとって必要な学びをいただけるように、ご自身のスピリチュアル・ガイドにぜひお願いをしてみてください。
心の平安は、自分以外の外的な要因を排除すれば得られるというものではなく、自分の心の内側にあります。心の平安は、どんな状況であっても、先に進むことで未来があると思える時に訪れます。
私たち個人の力は決して小さいものではなく、世の中を変える可能性を秘めているのです。
こころが折れそうになったら、ぜひ思い出してくださいね。