前世療法で知られるブライアン・ワイス先生は米国を中心に教えておられますが、これまで、イタリア、オーストラリア、日本等、海外でも教えてこられています。
最近ですと、日本には奥様のキャロルさんと共にご来日され、2015年4月には、 東京・大阪・福岡にて、来日ワークショップや来日記念講演が開催されました。2018年4月には東京・大阪にて、来日ワークショップが開催されました。
(ブライアン・ワイス博士来日特設ページはこちらから)
リバーサイドメンタルクリニックのブログでは、2018年4月の来日ラークショップへの参加を迷っておいでの方に、次のようなブログ記事を書かせていただきました。
「【2018年4月ご来日】ブライアン・ワイス先生のご来日について 1」(2018年01月21日(日)公開)
また、以下の記事も書かせていただきました。
「【2018年4月ご来日】ブライアン・ワイス先生の今世の使命」(2018年02月03日(土)公開)
「【2018年4月ご来日】ブライアン・ワイス先生のご来日について 2」(2018年02月23日(金)公開)
「【2018年4月ご来日】ブライアン・ワイス先生のご来日について 3」(2018年02月25日(日)公開)
「【2018年4月ご来日】ブライアン・ワイス先生のご来日について 4」(2018年02月27日(火)公開)
「【2018年4月ご来日】ブライアン・ワイス先生のご来日について 5」(2018年05月14日(月)公開)
「【2018年4月ご来日】ブライアン・ワイス先生のご来日について 6」(2018年05月21日(月)公開)
「【2018年4月ご来日】ブライアン・ワイス先生のご来日について 7」(2018年06月10日(日)公開)
「【2018年4月ご来日】ブライアン・ワイス先生のご来日について 8」(2018年06月11日(月)公開)
「【2018年4月ご来日】ブライアン・ワイス先生のご来日について 9」(2018年06月18日(月)公開)
「にほんブログ村「医者・医師」・「ヒプノセラピー」注目記事ランキング 64」(2018年03月06日(火)公開)
皆様、こんにちは。
前世療法で知られるブライアン・ワイス先生のご来日が
2018年4月に近づいてきました。
リバーサイドメンタルクリニックからも患者様が参加されます。
(ブライアン・ワイス博士来日特設ページはこちらから)
まだ参加を迷われている方もおられるかと思います。またいつか機会があるかもしれない、とも思っている方もおられるかもしれません。
私は主催者の回し者ではありませんが、ワイス先生の
73歳という肉体的年齢から考えて私から言えることはたった一つ。
もしあなたがワイス先生の前世療法に関心があって、一度でいいから日本でワイス先生に会ってみたいと思ってきたけれど、今がその時なのか迷っておられるなら。
今を逃したらきっと後悔する。だから、心の思うままに生きてください。
ということです。
ワイス先生の穏やかさはもちろん、高いヒーリングのエネルギーは世界中の参加者の心を打ちます。
ワイス先生のようないわゆるパイオニアは、社会の固定概念に立ち向かう強さをもっておられます。自分の心に正直に生きた結果得られた穏やかさは、許しにも似たエネルギーを持っています。そのエネルギーを感じたある海外の参加者が、ワイス先生のことを「聖人にも似た方ですね」と言っておられたことがあります。
たくましく、でも、愛を貫いた先人たちのような方と出会う機会をぜひ逃さないように、僭越ではありますが、あなたの背中を押したいと思いました。
今を充実させて生きることの尊さを、前世療法という立場から教えてくれた一人の精神科医の生きざまをステージで見ることになると思います。
今をどのように生きるかで、全てが変わっていくような経験を、一人でも多くの方が確かなものにされることを祈っております。
皆様、こんにちは。
前世療法で知られるブライアン・ワイス先生の今世の使命は何か。
一つは、前世療法について何も知らない初心者に正しい知識を伝えることです。私も、最初は何も知らない初心者でした。だからこそ、ワイス先生の言葉はすっと入ってきました。何も知らない初学者だからこそ、みんながどのように前世を体験しているのか気になりました。
ワイス先生は、みんなにわかる言葉を使いながら、前世について正しい知識を伝えていきます。
許しが現実にあること。許しがあるから前に進めること。人はたとえ一度の人生で夢にも思わなかった体験をしても、また来世で気持ちを切り替えて頑張ることができる、それは救いであること、等々。
前世のことを何も知らない初学者に、これほど容易に入り口を開く人は極めて稀だと言わざるを得ません。
ですので、2018年4月のご来日の際には、ぜひ昔の私のような前世療法について初心者だと思う方こそぜひ参加されることをお勧めします。前世のことを知っている参加者の方は、初心者だと思われる方がおられたら、ぜひ助けてあげてくださいね。
「私は前世療法について深く理解していないのに参加していいのでしょうか」と悩まれる患者様がおいでになるので、参考になればと思いました。
皆様、こんにちは。
前世療法で知られるブライアン・ワイス先生も、前世療法中にいただくスピリチュアル・ガイドからの知恵には御著書に感嘆の言葉を残されています。2018年4月の来日ワークショップの際にも、ワイス先生の誘導で、スピリチュアル・ガイドからメッセージをいただくことになります。
ある時、休職中だった患者のK様が、面談のために会社に行くことになりました。K様は足も震え、心が傾きかけ、症状も揺れ動きそうになりました。その時にスピリチュアル・ガイドがK様に伝えたメッセージです。
「あなたがいつも私のことを思い、許しを願うならば道は必ず開ける。あなたが私を思い、未来を思うならば道は必ず開ける。」
(「私」という部分には、ご自身にとって心に響く守ってくれるような存在、例えば、神、仏、先祖、天、宇宙、等を入れてください。)
このメッセージを胸にK様は会社との面談に向かいました。すると、行く前に立ち寄った喫茶店でエネルギーをもらい、時間短縮のために乗ったタクシーの中では、道をよく知っているタクシーの運転手さんに出会い、いつも満員で気力をそがれがちだった電車の中では空席に恵まれ、特急に乗れたためにさらに時間短縮され怖さがいつもの半分で済んだのです。
スピリチュアル・ガイドはいつも皆様を守り、知恵を与え、許しや喜びを与えてくれます。ワイス先生の来日ワークショップでは、スピリチュアル・ガイドのメッセージにもぜひ心を向けてみてくださいね。
皆様、こんにちは。
精神的な治療の中で、願いのように訪れるのは、「この患者様が許しを学び終えることができますように」という思いです。許しは、治療の効果にも影響する、非常に重要な概念です。
許しは西洋ではよく知られた概念ですが、日本では、許しの必要性を感じない限り、日常生活ではあまりなじみのない概念です。これは、日本に許しという概念がないのではなく、「許す」が「受け入れる」等の別の言葉に置き換えられて用いられていることが多いからです。
許しについて、スピリチュアル・ガイドは様々な形でメッセージをくださいます。例えば以下は、幼少期に親から虐待を受けた患者N様が、親への許しに葛藤を感じた時にいただいたスピリチュアル・ガイダンスです。
「あなたがいつも私を願い、とめどなく許しを願い続けるなら、あなたの願いは聞き入れられる。(許しによって)あなたが災いだと思っているものは、全て消え去る。あなたがいつも私を願うなら、許しが訪れる。幸福を望むためには、いつも許しを願いなさい。」
(「私」という部分には、ご自身にとって心に響く守ってくれるような存在、例えば、神、仏、先祖、天、宇宙、等を入れてください。)
許しは万人に必要なものです。許しを学ぶには一つの人生では足りないことが多いので、治療では前世療法が必要になることが多いです。自分を許し、人を許すという経験を、前世療法を通して学ばせていただいていることを、幸せに感じます。前世療法で知られるブライアン・ワイス先生は、2018年4月の来日ワークショップでも、なぜ人は輪廻転生を繰り返すのか、という視点で許しについて説いてくださいます。許しについて考える機会をいただけるというのは、幸せなことだと思わずにはいられません。
皆様に、安らかな許しの喜びがありますように、ささやかながらお祈りしております。
皆様、こんにちは。
2018年は、前世療法で知られるブライアン・ワイス先生の著作‘Many
Lives, Many Masters(邦題:「前世療法」)’が発売されて30周年という記念すべき年です。
そのような大きな節目の年に、ワイス先生を日本にお迎えできることは、幸せとしか言いようがありません。何より、桜のいい時期に奥様のキャロルさんとご来日いただけることに大きな喜びを感じます。
‘Many Lives, Many
Masters’の発売は1988年。当時医療では、前世療法の重要性について、まだまだ一般的ではなかった時代です。ワイス先生は、「症状の原因の一つに前世が関係している可能性があることが当時は知られていなかったため、書かれている内容が医療界に受け入れられるかわからなかった。そのため、出版には勇気が必要だった。しかし、症状が改善するケースがあるため、夫婦で話し合い、前世療法はきっと人類の助けになる、という思いで出版した」とお話しされています。そして、ワイス先生と、先生を支えるキャロルさんの祈りが届いたかのように、この本はニューヨークタイムズでベストセラーとなりました。この本は現在まで、世界中で愛されています。
2018年4月のワイス先生の来日ワークショップでは、いつも人類の発展、人の幸せと許しを祈り、歩き続けるパイオニアの輝きを見ていただければと思います。
皆様、こんにちは。
おかげさまで、2018年4月のブライアン・ワイス先生の東京・大阪ワークショップは大盛況でした。主催者の皆様、会場でお会いした参加者の皆様、患者様、本当にありがとうございました。
ワイス先生も精力的に教えてくださっていました。先生のエネルギーがきらきらしていましたね。ワイス先生のエネルギーに触れるだけでも来た甲斐がありました、という参加者のお声を聞くほどでした。
実は、東京・大阪共に、ワークショップに初参加で、前世をまだ見たことがない、という方が多かったのです。こういう時こそワイス先生は燃えるので(!)特に力を入れて教えてくださっていたように感じます。会場にはシンガポール、香港等、海外からの参加者もおいででした。
ワークショップ中、参加者の方から前世療法について個人的に質問を受けることがありました。最も多かったのが、「集団退行催眠を受けても、前世を見ることができませんでした。私はなぜ前世を見ることができないのでしょうか?」というものでした。
この質問はワイス先生のどのワークショップでも、毎回必ずと言っていいほど出てくる質問です。よろしければ以前の記事 【2015年4月ご来日】「ブライアン・ワイス先生の来日ワークショップ中に前世を見たいのですが」 も参考にしてください。
皆様、こんにちは。
前回の記事「【2018年4月ご来日】ブライアン・ワイス先生のご来日について5」でもご紹介した、「ワークショップ中に集団退行催眠を受けても前世を思い出さないのですが、どうしたらいいでしょうか?」という参加者の方からの質問。
この質問に対し、ブライアン・ワイス先生は、2018年4月の東京・大阪ワークショップでも、「練習です。自分も前世を見るのに3か月間練習しました。」とお話しされ参加者の方々を励まされていました。また、前世を思い出すには、催眠中の経験をコントロールしたいという思いを手放す必要があるため、Eye
roll testと呼ばれる検査法を用いて、被験者の催眠に入りやすさを検査されてもいました。
でも、今回質問をしてくださった参加者の方々のお話をよく伺っていくと出てきた理由の一つが、「前世のトラウマのために、無意識に自分をブロックしている」というものでした。この参加者の方々はワイス先生のワークショップに参加されるくらいですから、ご自身にとって前世を思い出す必要があることはわかっています。でも、無意識に恐れが生じるため、自分の心をブロックして思い出さないようにしようとしている、という状況です。前世を思い出す際に、頭ではわかっていても、心がついていかないこのような状況は、意外とよくあるんです。特に、ご病気の時にはどちらかというとまず自分が傷ついた前世を見ることが多いので、前世を思い出してトラウマを追体験することへの怖さがあります。
ではどうすればいいか?
個人的には、つらい前世を思い出すには、自分の気持ちが「どんな前世でもいいから思い出して楽になりたい」と思った時が最適だと思います。「楽になる」というのは、前世を思い出すだけでも、今世の症状が軽くなることがあるからです。
いつかやってくるかもしれないこのタイミングを自然な流れで待っていてもいいのです。もし患者様がご自身でブロックを感じているなら、何が恐れを生じさせるか、患者様と治療者との間で話し合うことも効果的です。ですが、前世を思い出す覚悟を決めるまでのプロセスをより穏やかに進めるためのもう一つの手段があります。前世を思い出すより先に、スピリチュアル・ガイドにアドバイスをいただくことです。
ガイドは、例えば「あなたが思っている程つらい前世ではないから、早く思い出して手放してほしいな」とか、「あなたが思っているよりつらい前世だから、心の準備をしっかりしてね」といったアドバイスをしてくれます。それによって治療者も、前世療法の前にある程度心の準備ができます。
そのようにして心の準備ができた時に、例えば前世療法のCDを聴いたり、前世療法の個人セッションを受けるなどされるといいかと思います。
魂の呼び声に応えるように、前世に惹かれる患者様との出会いは、貴重なものだと思います。
皆様の参考になれば幸いです。
皆様、こんにちは。
「前世のトラウマのために、無意識に自分をブロックしている」ために前世を見れない、という状況について、「【2018年4月ご来日】ブライアン・ワイス先生のご来日について6」で対応策の一つをご紹介しました。
最近の私の経験では、前世療法の前に、患者さんにエネルギー・ヒーリングを施したり、許しについて説いたり、前世でなぜその経験をする必要があったのか話をして心の準備をしていただいたり、と言ったことで対応することがありました。
あるインド人の女性のご相談に対しては、こんなことがありました。この女性は17年前に、双子の息子のうち一人を死産しました。家族は誰も彼女を責めることがありませんでした。でも、彼女は自分を責めてしまいました。そして、17年間、心が閉ざされたままになりました。まるで心がその場に凍り付いて身動きが取れなくなったようでした。そのため、体には緊張感が強く、穏やかな気持ちで日々過ごすことができませんでした。
この女性はワイス先生のある会で行われた集団退行催眠で、自分が加害者として多くの人を傷つけた前世を思い出した、と仰いました。彼女はある前世では、中東でオイルプラントの管理者をしていた男性でした。オイルプラントで何らかの事故を起こしてしまい、多くの人を死傷させ、自分もやけどを負って亡くなったのでした。集団退行催眠の最後で彼女は、「今世ではこの人たちに謝罪をしなくてはならない」と感じました。彼女のお話では、この男性の性格は、今世の彼女には受け入れられないようなひどいものでした。
お話をお伺いしていると、前世で「自分のせいで人を傷つけた。被害者に申し訳ないことをした、自分を許せない。」という思いが強く、それが子供を死産した時の、子供への罪悪感にもつながっているようでした。でも、彼女は前世を思い出しはしたものの、その経験を受け入れる心の準備が整っておらず、まずは前世の自分の行いは終わったことにしたかったようでした。そして、「前世のことは終わったことなので、追加で思い出す必要はありません」と仰いました。彼女は、前世が今世に影響をしていること、自分が前世からまだ学び終えていないこと、前世を思い出して当時の自分を許す必要があること、などに気が付いていませんでした。
そのため、個人セッションで前世療法を試みましたが、緊張が強すぎて催眠状態に誘導することができません。彼女は死産した息子への前世での再会を切望していましたが、明らかにブロックがかかっていました。そのため、患者様が自分で気づくことを目的とした治療では前に進むことができそうにありませんでした。考えた末まず私は、彼女が自分で難しく考える必要のないエネルギーヒーリングを試みることにしました。エネルギーを体に流し、許しのない彼女の体に許すこと教えた上で、罪悪感をある程度手放していただいてから前世療法を勧めることにしたのです。
エネルギーヒーリングでは、息子を失ってから感じたことがないような。十数年ぶりの穏やかさを感じることができました。翌日は、緊張が解けて1日よく眠ることができました。彼女は自分を受け入れることができたのです。穏やかな笑顔の彼女からは空虚感が消えていました。
人はいろいろな気持ちを背負って生きていくものですね。海外の方との出会いは、人は国が違っても抱えているものは共通だ、と感じさせてくれます。この女性がいつか自分を許すことを受け入れて、(亡くなった)息子さんとの幸せな再会を果たされることをお祈りしています。
皆様の参考になれば幸いです。